あるるる~と。

娯楽感想備忘録

『レゴ ブリッキュメンタリー A Lego Brickumentary』2014年93分制作国デンマーク・アメリカ

~あらすじ~

知育玩具レゴにまつわるドキュメンタリー


※以下ネタバレアリ


~感想~

レゴの歴史や、従業員だけでなくファンも含めた、レゴにまつわる人々についてのドキュメンタリー。
なかなか面白かった。
あまり馴染み無かったけど、レゴってすごい。

合間合間に挟まるブリックフィルム?がこ気味良い。
様々な場所で活躍し、様々な人々に愛されるレゴ。
マインドストーム、CUUSOO。
ファンの求めるものを販売できず一度は倒産の危機に陥るかと思われたが、マインドストームによる復活や、ファンアイディアを取り入れたり社外に門戸を開いたり…、柔軟だなあ。だからこそ今でも生き残り続けているんだなと思う。
おもちゃだけにとどまらず、模型やアートに療法に…、様々な分野へと旅立っていくレゴ。
ファンコミュニティもとても大きく、ファンイベントも巨大。様々なファン用語。
仕組みの凝った作品や、大きな作品、小さくも工夫された作品、色々と面白かった。
天候などの
建築家、母親、商品化されない銃器を作る人……。レゴ組み立ての達人である母親を誇らしげにしている息子さん良かった。
賃金や天候の都合上建設時間短縮のため、パーツを組み立てて建築するデンマーク。国の建物自体がレゴの様、というのは面白かった。
ローラーコースターや、ボール運搬機も面白げだった。マッピングを使ったり、模型としての一面も多様だ。
いちファンから、声をかけられて社員へ……等、突き詰めれば何事も仕事になりうるなあ。凄い。

1980年代半ばのファン作品『The Magic Portal』気になるなと思った。未知の生物の表し方が独特でいい。

何度も工場が焼けたけど、不屈の精神で何度も再建し、最終的にレゴを産んだ…、凄いなあと。
確かに、他の会社は色々なおもちゃを売っているんだろうけど、レゴ社はレゴだけ。なのにめちゃ大企業。凄いな…。

シンプルだからこその自由度。
完成されたシステム。構造。世界中が共有する普遍的な言語。

自分もレゴに触れてみたいなあ、と思わされるドキュメンタリーだった。