あるるる~と。

娯楽感想備忘録

『レディ・バード』2017年

~あらすじ~

17歳の女子高生、自称レディ・バード
彼女の夢は、この田舎町を出て都会の大学へ進学すること。
青春映画。

上映時間 94分
制作国 アメリ

※以下ネタバレアリ


~感想~

ずっと観たかった映画の一つ。
やっぱりイイよね、青春映画ってさ……。10代の学生生活好き。


「同じことだと思わない?
 "愛情"と"注意を払う"は」
シスターのこの台詞とてもよかった。

タイトルロゴいいね。
ミサで食べる聖体?をぱりぱり食べてるの笑っちゃうw
抱き合って揺れるチークダンス、幸せそうで良い。
初彼との愛の語らいシーンも、青春で良い。
プロムに行きたいと自分の意思を言い、友人と楽しむ、これも良い。
自室の壁とか可愛い。
プロムの曲(キャンディのように~)よかった。
街が違うのを感じた。
友人らよかったね、親友もよかったし、初彼もいつも少し余計だけどw友達になれるよと思った。

車窓とハグ、大切な要素に感じた。
ハグシーンはどれも大切な感じがした気がするし、
車窓シーンは、
冒頭は母娘で、終盤では上京する娘を追う母や、はじめて一人で運転して見知った街の違う姿を知る娘等、
冒頭や終盤、母と娘、それぞれで対比というかそれぞれの想いとか成長とかを感じて、印象的だった。

別の時の音が流れてる中の映像は切り替わってる演出、いいね。
街の風景や部屋や店、映像もシンプルに楽しめた。場所がいいかんじ。
全体的に寒色系?かな。


青リボンの金持ちの子可愛い。黒髪につんとした唇、こういう子好き。
体型もほっそりじゃなく、むちむちと太ももも太く胸も大きい健康的なナイスバディ。実家の日焼けマシンによる小麦色の輝く肌。しっかり魅力的な美人が、カースト上位にいるのなんか良い。
性格も普通のギャルって感じで良かった、すぐ主人公と仲良くなるし。プロムの時のドレス陰口や笑顔は悪かったけど、主人公の嘘が発覚後~なのでまあそういう反応もするかって感じだ。嘘吐きは嫌い、というひとつの筋が通っているのでなかなかいいキャラだった。手のひらクルン感が怖くはあるけど、強者側の学生ってこういうキャラクター多いよね。
このグループはみんなリボンを付けるのも年頃の幼さが出てていい、結構普通の鮮やかなリボンなので浮いてるため印象的。


劇的な何かが起こる作品ではないので、私は少し中盤ダレてしまったけど、
でも、その分結構リアルに感じる作品だった。
登場人物たちがそれぞれ、なんだか、ああこういう人いるな……という感じで、等身大な青春映画らしさがあったと思う。どこか自分も知っているような。
なんかいいな、と感じるシーンや風景も結構ちりばめられていてグッとくるシーンも多かった。

親子、少女の成長の物語。