あるるる~と。

娯楽感想備忘録

『園子温という生きもの』2016年97分制作国日本

~あらすじ~

映画監督園子温のドキュメンタリー


※以下ネタバレアリ


~感想~

正直、園子温は好きじゃない。
ただ『愛のむきだし』はラストで激号泣してしまった。
高熱が出ていて、とにかく何か観たかったので視聴。

みてみて、
やっぱり好きじゃないなあと思った。
でも、考えていないようで考えていそうだなって。福島題材とか、そう感じた。なかなか伸びずも作り続けたり、映画以外も色々やってたことも凄いとは思う。(きっと、欲張り・貪欲なんだな。)
あと、映画鑑賞ノートよかったなー。
『部屋 THE ROOM』綺麗そうだった。


好きな事を好きなようにやる強さみたいなのがあるかなって。
良い悪いでは無く表現する事生きる事が良い事、まあとにかく独自の信念を持っているんだと思う。

園子温作品に出演していた女優である妻のインタビュー、付き合いながら出演している時期は相当辛かったらしく、質問から思い出して泣いていた。
初出演時は、今までの自分を否定され、何も演技に出ていないと言われたり。
交際中は、撮影の失敗が、そのまま私生活の崩壊にも繋がってしまう恐怖にとても辛かったようだった。それ以外の問題もあったみたい。
特有ですね。

才能ある人に特有の欠如~、とインタビュアー(本作品監督かな?)が言ってたけど、
何なんだろうな。社会性協調性生活力をとるか、才能をとるか、みたいな……。

でも観ていると、園子温の周りには常に沢山の人がいて、
それは凄いなって。それは凄い才能というか、能力だなぁと思った。
やっぱり突き抜けてるというか強そうな奴の周りには人が集まるのかな。ひたむきな奴っていうか。この人、外に開いてるのかも。


実家?もなかなか凄かった。家自体、物々群、古ぼけてて、時代を感じて。
学生時代の地元の友人と今でも繋がってるの凄いな。
というか色んな人と細く長く稀に繋がっていそう?だったかも。

映画撮影の舞台裏がみられたのはたのしかった。
スタジオ、絵コンテ。中学の文集とかも。
こんな有名になってあんなに人数も集めてやってても、無許可で警察集まってくるのマジか~藁だ


映画としては、なんかうーん。
ドキュメンタリーだから仕方がないのかな、単調で、飽きが強かったなあ。
園子温に対する興味の無さもあると思う。


でも園子温世界観の友だちは、居たら楽しい気がする。


☆2