あるるる~と。

娯楽感想備忘録

『スーパーサイズ・ミー』2004年98分制作国アメリカ

~あらすじ~

ファストフード会社を訴えた肥満症の若者たちのニュース。
そこで監督自ら実験台となり、1ヶ月全食事をファストフードにしたらどうなるか生活が始まった!
ドキュメンタリー映画


※以下ネタバレアリ


~感想~

約15年前のドキュメンタリーかつ、かなり偏った内容の為、
色々どこまで受け取るべきかって感じだけど、
人の身体自体は15年前とほぼ変わってないと思うし、少し思うところもあった。


マックが原因かどうかはちょっと、あまり比較できない実験内容な気がするので置いておくとして、
高カロリーな糖分たっぷり食事のみを、延々と(運動も無しに)続けるのはマズすぎるという事が、強く伝えられていて警鐘しているなあと思った。当然なことなんだけどね、マジで危険なんだなって。
家族や恋人のおかげもあってか驚くほど健康体だった監督が、1ヶ月で約10kgも体重を増やし、内臓系のダメージは勿論だけど、精神面までもダメージを受けていたのは恐ろしいなと思った。過食良くない!
確かに、糖分とうつの関係って、たまにきくけどこうして実感として話されると……、今作の真偽はともかくとして取り上げられる題材となっている以上、実在するのだろうと思う。
食事や生活は、直接身体に関係するものだから、当然精神にも多大な影響が出るんだなと思う。習慣で身体はできていて、その身体で思考してるんだもんね。体調不良だったら、普通気分も滅入るものなあ。
食べると気分が高揚する=中毒。うわーと思った、そういえばアルコールだけでなく糖だって中毒性高いんだよね。元気になるのはおいしさや満腹感のおかげかと思いきや、実はそれは中毒によるものだとしたら……怖いなと思う。うーーん。
私も、同じ食品ばかり摂取していた時期があって、アレは癖だったし中毒だったのかもと思う。悪い習慣が身につくのは良くない。

あと、小さい頃に身近かどうかの洗脳についての話は、なるほどな……と思った。
色々な宣伝法というかがあるね。幼少期からの刷り込みかぁ……。オマケなぁ。
子供を放っておける場所があるだけでもファミリー層の客を今見込めるだろうし、それが将来的な売上にも繋がるとは……、あまり考えた事が無かったので、よくできてるなあと思った。
あと、給食問題は結構……大変だなと思った。日本の給食はかなり栄養面が考えられているハズなのであまり感じた事なかったけど、楽し気だが自由は自由で大変だ。子供に自由与えたらお菓子ばっかり食べちゃうよねえ……。今は改善されてるんだろうか?
子供は選択肢があまり無いし、見えてなかったりするから、そこは大人がちゃんとカバーしてあげるべきだなあと感じた。

恋人や家族が心配していて、そりゃこんなのたまったもんじゃないよな……と思った。
やっぱり体重を元に戻すのは、この生活の日数と比べかなりの日数がかかっていて、壊すのは簡単でも積み上げるのはやっぱり大変だなあと思った。1ヶ月で壊して、戻すのに約1年……。

妙に映像のつなぎ方なんかがこ気味よくて、見やすかったなーと思う。まあ中だるみも多少あったとは思うが、それはドキュメンタリーの仕方ないところだ。
エンドロールのオリジナルソング?ちょっといいなと思ったw

あと衛生面的なシーンとか、ナゲットはどうできてるの?みたいなシーン、
そういえば当時はよくマックの都市伝説的なのが有名で身近にあったなあと懐かしくなった。


健康が何より大事で、それは社会が完全に管理してくれるものでもないから、
自分でちゃんと考えて生活しないといけないなあと思った。食事や運動を大切にしないといけないね。
色々風刺ある話だったな。
……、マック食べてぇーーー。