『我が家のおバカで愛しいアニキ』2011年90分制作国アメリカ
~あらすじ~
あまりにも素直な男、ネッド。
良い人過ぎて、警官に大麻を売って逮捕される。彼には3人の妹達がいるのだが……。
※以下ネタバレアリ
~感想~
楽しい映画だった。
たくさん笑って、少しうるっともしたかも。
ほっこり。
少し繰り返された「コミュニケーション不足」という言葉と、
「まずは 人を信頼すること そこからだ」「こっちが疑いを捨てれば相手も応えてくれる いつもじゃないけどね」「でも信じていれば必要な時に助けてくれる そう思う」
というネッドの生き方が印象的。
ネッドの素直さによって、
姉妹等みんな、生活がハチャメチャになって、
終盤では大喧嘩になるし、大変なんだけど、
でも結局ネッドに悪意は無く、ただ事実を述べてるだけだから、
確かに「コミュニケーション不足」が問題の原因になっているのは、本当のことなのかなと思う。
勿論、言わないでいい事もあるだろうけど……。
でも、素直な気持ちを分かり合えるのは、尊い事だ。
ネッドは本当に素直に人を信じ愛する心を持ってて、まっすぐでよかった。
終盤の大喧嘩シーンで特にソレ感じて、本当にこの人は、ただみんなで良い時間を過ごしたいだけなんだなって、いうか……家族や子供や人間を心から愛してるんだなと感じた。
犬のウィリー・ネルソンの演技も凄かった、本当にネッドを大好き大好きな感じで、二人の仲はなんだかグッときたなと思う。
ネッドがあまりにも善人だからか、
基本的にみんな善人で、
ちょっと悪意を感じるような人はどこか滑稽に映るような、
世界が展開されていたなと思う。
愛の話。
なのかなって、レズビアンとかも出てくるし。家族愛。人間愛。
姉妹達と関わりつつ社会復帰を目指すうちに、
色々な経験をする展開がなんだか面白かったし、良かった。
やっぱり他人と関わると、自分だけでは予想だにしないようなことが起きていく感じ、良いな面白いなと思う。
そしてそれは、素直だからこそ、できる経験でもあるかも。相手や今を柔軟に受け止めることができるから、違う場所に行けるんだと思う。
冒頭から変に良いヤツ感のあった、元カノの今カレと最終的に一緒にリサイクルろうそく屋を始めるのは、
へんてこなオチで良いなと思った。
家族に迷惑をかけてしまうからや喧嘩直後とはいえ、まるで家出の様に檻の中から自分から出てこなくなるの、ふふっだった。軽いな~w
シャハナーイ、不思議な楽器だ。
☆3.5