あるるる~と。

娯楽感想備忘録

『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』2015年111分制作国アメリカ・イギリス・オーストラリア

~あらすじ~

ピーター・パン、前日譚。


※以下ネタバレアリ


~感想~

独自解釈で結構面白かった。
フック!?ってなったりね。海賊船長といえば黒ひげなのかな~。
アニメのピーターパンでは飛んだ後に妖精の粉の跡がキラキラするけど、後半ピーターが飛ぶ跡のキラキラは妖精の粉ではなく妖精自体で面白かったな。

映像が綺麗だね。映画館で観てもしっかり映えそうだった。
特に、記憶の木や水の記憶のCGすごかった。綺麗だしみていて面白い。
人魚の尾が光ってて綺麗だったな。
文字が読めない表現?とかも結構独特だった、文字が動いて。

トランポリンを使った殺陣も派手で面白くて見事だった。
びょんびょん海賊たちが子供をさらうシーンも、面白かったな。
ヘイホーレッツゴー?

色彩の使い方も少し独特?で、
戦時中の普通の世界は彩度がとても低くて、ネバーランドのものは鮮やか。
びょんびょん海賊たちが子供をさらうシーンでは、海賊達の部分だけスポットライト的に色が入って、切り離された別の世界感が面白かった。
インディアン達の集落で、戦った時、色の煙が沢山上がってて、銃で撃った時も色の煙が上がっていて、
あれはつまり、血しぶきの比喩だったのかな?とか思う。面白いね、見たまま血が流れはしない、夢の国だね、ネバーランド
炭鉱と集落でも、また全然様子、空気感が違うの面白いね。現実や妖精の国周りなど、各場面場面で全然違った雰囲気の場所となっていて、冒険だった。(睨み合い相互関わり合う各種の勢力、全然違う、三つ巴感というか。(現実は現実で院長やばかったな。))
タイガー・リリーの頭に色々じゃらじゃらつけてた時の恰好とか凄く面白かったな。民族的で独特だ。

最後、前半話していた黒い海=死に飲み込まれることになり、落ちる…と呟いてた黒ひげ印象的だった。ヒュー・ジャックマン凄いね。


ザ!冒険ファンタジー
冒頭で味方は敵に敵は味方に…、なんて言われていたので、
今作中のどこかで、もう決定的に孤児院での友人やフックと仲違いすることになるのかな?大人になんてなりたくない!となるのかな??と、
思いながら観ていたけど、今作中ではそうならなくて少し肩透かしでした。(大人の嘘にちょっと怒るところはあったけどね、まあ敵がそんなにたくさんいても話散らばっちゃうか。)フックとはこのあと決定的な何かが起こり、フックはワニに襲われ……、ということになっていくのかな。
でもなんかアレだね、結構本当にこれは現実なの?って感じもした。戦時中だし、夢なのでは……みたいな。まあその疑いはよくある都市伝説的な考察だよね~。
そんなこともフワフワと感じながらの視聴でした。
三幕構成だったかはちょっとよくわからない、あまり意識しないで観ていた。
主人公の男の子と友人の男の子カッコイイ可愛かったね。勇敢でした。
映像(殺陣、色彩)、独自解釈が、凝ってたり、そう考えたんだ~となって、楽しかったかな~。
綺麗でした。